二上木材株式会社

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2025年05月12日
YKKAP リフォーム用樹脂窓の新商品「ウチリモ 内窓」引違い窓

取り付け部が最小47mmでも設置可能に。ふかし枠レスによる対応力向上でストック住宅の省エネ化を推進

 YKK AP は、取り付け部の見込み寸法が最小47mm(※1)あれば設置可能な樹脂製内窓「ウチリモ 内窓」引違い窓を7月7日から全国発売します。内窓の取り付け寸法を従来品より23mm小さくすることで、取り付け対応力の向上による施工時間の短縮と意匠性の向上で、ストック住宅の省エネ化を促進します。

高い断熱性能を発揮できる『内窓』の市場が加速する一方で、内窓を取り付けたくても築年数が古い木造住宅などでは、窓額縁の見込み寸法が小さくふかし枠が必要になることで、施工性や意匠性を理由に内窓設置を断念するケースもありました。
 こうした課題を解決するために、引違い窓の見込みを薄くし、さらに枠を室内側に持ち出す『枠持ち出し納まり』により、窓額縁の取り付け寸法が最小47mm(※1)あればふかし枠が無くても取り付け可能な新しい内窓「ウチリモ 内窓」を発売します。 “かんたん”な施工性はもちろんのこと、ふかし枠と補強材を使わないことで意匠性が向上し、費用も抑えることができる商品です。窓の断熱性能も向上させ、Low-E複層ガラスのアルゴンガス無しの仕様で熱貫流率Uw値1.5 W/平方メートル ・K(※2)以下を実現し、「先進的窓リノベ事業」の内窓設置における“Sグレード(※3)”の対象製品として登録される予定です。今回、新商品発売とともにシリーズ名を「マドリモ 内窓 プラマードU」から「ウチリモ 内窓」に変更します。内開き窓やFIX窓など従来品もシリーズ名を変更し「ウチリモ プラマードU」として販売を継続します。

<主な商品特長>
●枠のスリム化と『枠持ち出し納まり』で47mmの取り付け寸法を実現
●操作時の安全性に配慮した『ストッパー付安全引手』を標準採用
●内窓に新たにブラック色を追加

【商品特長】
■枠のスリム化と『枠持ち出し納まり』で47mmの取り付け寸法を実現
今までの「マドリモ 内窓 プラマードU」は取り付けに必要な窓額縁の見込み寸法は70mm以上必要で、窓額縁の見込み寸法が足りない場合はふかし枠が必要でした。日本のストック住宅の約半数は窓額縁の見込み寸法が70mm以下のためふかし枠が必要な住宅(※4)ですが、実際のふかし枠取り付け率はわずか9.4%(※5)に留まっており、ふかし枠が必要な現場では内窓の設置を諦めている方が多いと推測されます。
そこで「ウチリモ 内窓」はガラス総厚18mmの複層ガラスを搭載しながら、下枠の見込み寸法を薄くし58mmを実現。さらに窓額縁から最大11mm室内側に枠を持ち出すことによって窓額縁の取り付け寸法が最小47mmあれば設置が可能になりました。今まで内窓設置の際にふかし枠が必要だった築年数が古い木造住宅でも、ふかし枠無しで約75%の窓に設置できるようになります。

■操作時の安全性に配慮した『ストッパー付安全引手』を標準採用
内窓を設置した場合、外窓の施錠をする際、外窓のクレセントを操作するために、内窓の外障子(内観左側の障子)を全開にする必要があります。その際、従来品の引手では指を挟む危険があったため、『ストッパー付安全引手』(日本特許出願中)を開発し、標準採用しました。「ウチリモ 内窓」の外障子を内障子側に引き込む際、引手に指をかけるとストッパーが飛び出し、その状態で障子を開けると指を挟む手前でストッパーが内障子にぶつかりストップ。引手から指を離すとストッパーが戻り、その後全開状態にすることで指はさみを防止する新しい引手です。

■内窓に新たにブラック色を追加
新築時にブラック色のサッシが主流だった築25年前後の住宅がリフォーム世代となりつつあるため、既設の外窓にカラーを合わせるニーズに対応し『ブラック色』を追加します。ほかにも近年増加しているブラック色をポイント使いするインテリアやリノベーション物件にも対応します。

YKKAP リフォーム用樹脂窓の新商品「ウチリモ 内窓」引違い窓
YKKAP リフォーム用樹脂窓の新商品「ウチリモ 内窓」引違い窓
YKKAP リフォーム用樹脂窓の新商品「ウチリモ 内窓」引違い窓